昆虫のような形をした超小型8足歩行ロボットです。体長約70mm、重量は約30gで、手の平にのるカブト虫程度の大きさです。 各足は、前後左右の2自由度の関節を持ち、全足で16個の独立したアクチュエータを動かします。足の端と胴体の付け根部分にBMF50の両端がそれぞれ固定されており、反対側のそれを引っ張る位置にステンレスのコイルスプリングがあります。BMFが収縮すると胴体に対する足の角度が変わります。
このロボットは、赤外線センサー、専用のワンチップマイコン、BMFの駆動回路、充電式電池などすべてを内蔵した自立型です。 このロボットは、1991年3月に作られましたので使用しているBMFは、現在のものよりはるかに性能的に劣ります。 現在のBMFで製作すれば、2倍以上の速度で動くことができます。
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