■ 小型R/Cライトプレーン (R/C Mini Light Weight Plane)

この機体は、もともとユニオンモデルのゴム動力のフリーフライトA級ライトプレーン(翼長450mm以下)を改造したものです。
動画を撮影した頃には、竹ヒゴとプロペラ、ニューム管以外、ほとんどオリジナルの部品は、なくなってしまいました。
大きな改造点は、動力と翼まわりの改造です。


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プロペラはそのままオリジナルの18cmの大径のものを使い、ゴム動力並みのゆっくりした速度で回して、プロペラ効率を上げることにしました。
このため1.5Wの小型DCモータ(断面10×12mm)に12:1の特製小型2段ギアボックスをつけました。

写真は、ギアボックスを削り出したものですが、田宮のエポキシパテの粘土細工でも作れます、これは固まると丈夫です。
歯車はフタバやJRのサーボモータ修理用のものが使えます、軸はピアノ線です。

オリジナルの機体は、フリーフライト用の揚力尾翼の設計で、主翼取り付け角が大きく、エレベータによるわずかな上向きの変化のたびにピッチングを起こして不安定でした。
そこで主翼の取り付け角を1度程度にして、翼の抗力線をプロペラの推力線に近づけ、一般的なRC機のジオメトリーに近い形に設計変更しました。

センターリブは桐材で作り直しました、水平垂直尾翼は2mmのスチレンペーパーで作り、セロテープのヒンジで動翼を作り、RC-1で動かせるようにしました。


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ラダーホーンなどは薄い航空ベニアで作りました、プッシュロッドは0.4mmの洋白線です。

これで風速3mくらいでも飛ばすことができるようになりました。
ゴムによる張力が加わらないので、胴体は軽いハードバルサで作りなおしました。
機体重量は約30gです、オリジナルのゴム動力が28gですから動画のようなかなり良い飛びをします、ゴムは、意外と重いものです。
もちろんもっとゆっくり飛ばすこともできます。

受信機は、GWSの小型受信機のコネクタやカバーを取り去って軽量化したものを使っています。
電源は、50mAhのLipo、2セルの7.4vですが、中速以下で水平飛行が可能です。

マイクロインベントなどの3V以下でも動く超小型の受信機やアンプがあれば、電池一個分、軽量化できますから、1セルで充分飛行可能と思われます。


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慣れると10m四方あれば、8の字旋回飛行ができます。RC-1のおかげで、機体は小さいですが、飛ばした感じは、ほとんど普通の大きさの入門用のRC機といった感じです。
近所の公園でゆっくり音もなく飛行をさせていると、姿形にノスタルジーを感じるのか、よく年配の方がよってきて、”自分も昔やっていた。一体どんなゴムを使っているのかね。”など、いろいろお話をしていきます。周りの人にほとんど恐怖感を与えることはありません。

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